ラリージャパンの思い出②(WRC Rally Japan 2022年)

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ラリージャパンが愛知・岐阜へ

2010年を最後に、WRCのカレンダーから消えたラリージャパン。
北海道まで毎年のように観戦に行っていたわたしは、そのニュースにとても落ち込みました。

数年後、嬉しいニュースが飛び込んできました。
2017年、トヨタがWRCに復帰。
そして2022年、WRCが日本に戻ってきたのです。
しかも、愛知・岐阜での開催。

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豊田スタジアムへ

トヨタスタジアムゲート画像

2022年11月12日、豊田スタジアムに行きました。
本当はSSを見たかったのですが、チケットが取れなかったため、サービスパークのある豊田スタジアムに行くことにしました。
入場券を購入する必要はありますが、サービスパークでは、クルマを整備するのを見ることができます。

ラリーセリカ等画像

入場してすぐのところには、歴代のラリーカーが展示されていました。

ラリーGC8画像

今は亡き伝説のラリードライバー、コリン・マクレーの名前の入ったGC8です。

トヨタスタジアム企業ブース画像

様々な企業ブースがあり、まるでモーターショーのように、たくさんのクルマが展示されていました。
スタジアム内では、SSのパブリックビューイングも行われていました。

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サービスパークへ

サービスパーク画像

サービスパークには、すごい人だかりが出来ていました。
SSやリエゾンでは、クルマは一瞬のうちに走り去ってしまうため、一台のクルマをじっくりと眺めることができませんが、ここでは、メカニックが修理する様子をじっくりと見ることができます。

サービスパーク2画像

時には、クルマから降りてきたドライバーが、スタッフと談笑する様子を見ることもできます。

サービスパーク3画像

わたしはトヨタのブースの前で、人だかりの中、SSを終えて戻ってきたクルマたちが、メカニックの手によって整備されていく様子を見ていました。

考えてみれば、北海道で行われたラリージャパンを観戦に行っていた頃は、SSやリエゾンを見ることばかり夢中になり、あまりサービスパークに長居することはありませんでした。

F1ドライバーのキミー・ライコネン選手がWRCに参戦したときは、サインを求めるファンがサービスパークに溢れていましたが、わたしは選手のサインにはあまり興味がなく、とにかく走っている所を見たい!という気持ちでいっぱいでした。

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セバスチャン・オジェ選手が目の前に!

今回のラリーは、SSのチケットが取れなかった分、ゆっくりサービスパークを楽しめるので、整備されていくクルマや、楽しそうに仕事をするメカニックたちを眺めて幸せな気持ちに浸っていました。

そのとき、隣のブースでドライバーが観客の前に出てきて、サインをしている光景を目の当たりにしました。
通勤ラッシュの山手線のような人混みの中に居たので、そのドライバーを遠目に見るだけで、近づくことはできませんでしたが、もしかしたらわたしの目の前にもドライバーが来てくれるかも?と淡い期待を抱きました。

そんなとき、サービスパークに戻ってきたのは、セバスチャン・オジェ選手のヤリス。
彼はクルマから降りて、メカニックと少し話をした後、観客の方へ歩いてきてくれたのです。
その場にいた人たちは皆、「サイン、プリーズ!」と口々に叫んでいました。
わたしも負けじと、彼に手を伸ばしました。

オジェ選手を見た時、わたしは2010年の道央開催のラリージャパンを思い出していました。
そのときわたしが応援していたのは、ペター・ソルベルグ選手。
長年、スバルのワークスドライバーとして活躍してきた選手です。
2010年にはスバルではなくシトロエンに乗っていましたが、わたしは彼を応援するために北海道まで行ったといっても過言ではないほど、彼のファンでした。

ずっと首位を守ってきたペターでしたが、マシントラブルからタイムを落としてしまいます。
そして最後の札幌ドームのスーパーSSでオジェと直接対決。
そこでペターに勝利したオジェは、ラリージャパンでの勝者となったのです。

表彰式で、表彰台の一番高い所に立ったオジェ選手を、わたしは、ペターが勝てなかった悔しさと、ペターを下した彼への敬意とが入り混じった、複雑な気持ちで眺めていました。

そんな苦い思い出が頭の中でぐるぐるしながら、わたしはオジェ選手にサインを求めました。
彼は優しい笑顔で、サインをくれました。
そのサインは、わたしの大切な宝物になりました。

オジェサイン画像
海月

海月(みづき)と申します。学生時代は休み時間に図書室で一人読書をしているようなキャラでしたが、物心ついた時からクルマが好きで、免許を取ってからずっと、改造したスポーツカーに乗っています。ラリーが大好きで、森の中で遠くからクルマのエンジン音が聞こえてくると幸せな気持ちになります。メカには詳しくないので、クルマの記事は感覚的な言葉が多くなると思います。

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コメント

  1. よし より:

    ふとしたところで投稿拝見しました。
    普段はロータスの車に乗っています。

    その、サインプリーズの声は私の息子ですね 笑
    投稿拝見して非常に懐かしく思いました。
    本来はシグネチャーで、サインプリーズだと督促なのですが小1の息子なのでオジェ選手も大目にみてくださったのだと思います。
    2023年もオジェ選手に息子はサイン貰っており、彼はトミカもお小遣いで買ってオジェ選手にプレゼントしてました。

    同じ空間にいた事非常に嬉しく思います。

    • 海月 海月 より:

      コメントありがとうございます!
      あの場所に居た方からコメントを頂けるなんて嬉しいです。
      「サインプリーズ」の意味、初めて知りました。
      わたしも、つられて言ってしまっていたかもしれません。
      オジェ選手は優しい方ですね。
      そして息子さんも、お小遣いで買ったトミカをプレゼントするなんて素敵です(*´・ω・)

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