夏にげこ太(ポルシェ911 997Carrera S 後期)で旅行に行きました。
そのときのことを数回に分けて書きたいと思います。
1日目の記事はこちらから
げこ太の旅日記@四国①(R5.8)
2日目の記事はこちらから
げこ太の旅日記@四国②(R5.8)
【3日目】
せっかく高知に来たので、沈下橋を見に行きました。
川上からカヌーで橋の下をくぐって川を下る人もいて、うらやましかったです。
クルマを停めて歩いていると、パトカーが来ました。
なんと、ジムニーのパトカー!
沈下橋を渡る姿がとても似合っていて、かっこよかったです。
そして、愛媛へ向かう途中に通りかかったのは、早明浦ダム。
水位が下がるとうどんが茹でられなくなるという早明浦ダム。
実物が目の前に現れて感動したので、展望台まで登ってみました。
快晴で、鏡のような湖面に雲が映り込んで、美しかったです。
水位も高かったので、安心してうどんを茹でることができそうです。
北へ向かいます。
四国の高速道路は、トンネルが多く、山間の風景が美しい、走っていて気持ちの良い道です。
日差しが強いと、眩しい!→暗い!→眩しい!の繰り返しなので、トンネルの入り口で目が慣れず、スピードを落とさないと怖いのですが、トンネルを抜けたところに広がる絶景で、心が癒されます。
東海北陸道に雰囲気が似ているなあと思いました。
サービスエリアに寄った時のこと。
売店でID決済をしようとしたら使用不可!
店員さんに「昨日の落雷で基地局がやられてしまったみたいで、、」と言われました。
スマホを見ると、圏外の表示が、、
携帯が使えないと、少し不安になりますね。
そんなに緊急の用事なんて、滅多にないのに。
駐車場でクルマに乗ろうとすると、隣に停めていたクラウンの若者と、こーら氏が話している様子。
「クルマ、かっけーっすね!」と話しかけられたようです。
嬉しそうにげこ太に乗り込んだこーら氏。
品の良い改造をしたクラウンは、良い音をさせて走り去って行きました。
続いて、四国のマチュピチュ、「別子銅山」へ。
まず、「別子銅山記念館」に寄りました。
この記念館は、住友グループが運営していて、銅山の歴史や銅の生成についての詳しい展示があり、とても充実していました。
当時の別子銅山は、人々が山中に一つのコミュニティを作って生活していました。
学校や病院はもちろんのこと、歌舞伎の巡業が来たり、当時珍しかったカラーテレビが飛ぶように売れたという逸話から、銅山の労働者は裕福な暮らしをしていたことがわかりました。
一見の価値あり!です。
こんなに充実した内容なのに、記念館の入場料は無料。
さすが住友グループ。
さて、ここから別子銅山に向かうのですが、旅行ガイドには「道が細いのでバスで行ったほうが良い」との記述が。
記念館で、学芸員さんに道のことを尋ねると、「お年の方は車で行かない方がいいけど、若い人なら大丈夫」とのこと。
車幅ではなく、年齢?と思いつつも、げこ太で行くことを決意。
こーら氏にハンドルを託します。
道中は、やはり道幅がかなり狭く、対向車が来ると、どちらかが待避所までバックしてすれ違う、という道でした。
2.1メートル以上の車幅のクルマは通れないそうです。
無事、別子銅山に到着。
神々しい廃墟でした。
上から見下ろしたところ。
トンネル内には、坑夫たちが使用した道具やトロッコの展示がありました。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、遠くに町が、そしてその奥に海が見えます。
まさに空中都市。本当に絶景でした。
銅山を後にして、道後へ向かいます。
着きました! 道後温泉。
本館は改装中のため、裏に入り口が作ってありました。
道後温泉別館、飛鳥乃湯泉です。
なんだか異国情緒漂う感じ。
温泉街をお散歩しました。
実はずっと行ってみたかった場所がありました。
それが「熟田津の道」です。
以前、職場の旅行で道後温泉に来た時、地図でこの道の存在を知って「行きたい」と思ったのですが、大人数で移動していたため、わがままを言えず、ずっと心に引っかかっていた場所でした。
熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな
額田王の和歌です。
熟田津で、船出をしようと月が出るのを待っていると、潮の流れも良くなってきた、さあ出発しよう、という意味の歌で、万葉集に収録されています。
高校の古文の先生がこの和歌が大好きで、額田王について熱く語っていたのを思い出します。
熟田津って愛媛県だったのか、と、感慨もひとしおでした。
ホテルに戻り、四国最後の夜、ということで、ホテルでディナーをいただきました。
とっても美味しくて、幸せな気分でした。
ありがとうございました。
デザートまで素晴らしかったです。
ごちそうさまでした。
余談です。
路地でこんなものを見つけました。
ナンバープレートの「愛媛」の字が、読めません、、
遠目でなんとなく分かれば、正確でなくてもよい、ということだと思いますが、よーく見れば見るほど、読めません、、
ちなみに、新しいナンバープレートはこちら。
ちゃんと「愛媛」と読めます。
「みきゃん」がかわいい!!
わたしが愛媛に引っ越したら、古いナンバープレートをつけたいです。
なんか特別感があって好きです。
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